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〈仕事紹介〉日本と世界をつなぐ鍵は“バイリンガル”?国内では実現できないオリジナリティーあふれるものを生み出す『株式会社万邦通商』の仕事
目次
二か国語を自由に使いこなすことができる“バイリンガル”。日本語だけで不自由なく生活できること、『会話』ではなく『文法』を意識した教育課程が根付いていることが起因し、日本国内のバイリンガルの割合はわずか10%ほどと言われています。
国際取引を容易にする“グローバル化”を目指す日本において、二カ国語を自由に扱えるバイリンガルが重要な役割を担うことは間違いありません。
今回は、そんなバイリンガルという強みを活かしながら翻訳・通訳事業や貿易事業などを展開する『株式会社万邦通商(ばんぽうつうしょう)』の仕事をご紹介します。
今回お話を伺ったのは…
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代表取締役社長の三谷 亘(みたに わたる)さんは、日本語と中国語を自由に使いこなすことができるバイリンガル。その強みを活かし、中国の様々な製品を効率的に日本に輸入できる体制を構築。国内の団体や企業向けに、中国のメーカーと連携しながら安価で質の高いオリジナルグッズを制作・提供しています。
以下は、万邦通商が手がけた『星の杜中学校・高等学校』のオリジナルグッズです。“生徒や教職員、保護者など、学校に関わるすべての人の個性を大切にする”という星の杜中学校・高等学校の想いを体現しています。
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“中国製”と聞くと品質面や安全面で不安に感じられる方もいるかと思います。でも、「最適なメーカーを効率的に探し出す手段を知っている」「流行を取り入れた細かな仕様の提案ができる」という“若さ”と、「お客様の要望を正しく理解し中国のメーカーに正しく伝えることができる」「要望に応じて交渉することができる」という“バイリンガル”の強みを活かすことで、安価で質が高いものの制作が可能になります。
最適なメーカーを効率的に探し出すことができ、お客様が望むものを正しく形にすることができる。そのふたつの強みを活かし日本と世界をつなぐ三谷さんに、オリジナルグッズの制作だけでない仕事内容や起業のきっかけについて伺いました。
“ゼロからの実現力”を武器に、「ほしい」を形にする
翻訳・通訳事業や貿易事業など多様な事業を展開をする万邦通商ですが、まずはお客様の想いを丁寧にヒアリングし、柔軟に形にしていく“オリジナルグッズの制作”についてご紹介します。
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万邦通商では日頃、『WeChat』で中国のメーカーとやり取りしています。イメージに沿わないものや質にバラつきのあるものが手元に届いたときには、再度要望を丁寧に伝えて作り直してもらいます。品質・仕様の確認のために現地に足を運ぶこともあるそう。
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また、中国のメーカーと連携することで、国内では実現できない“オリジナリティー”を発揮することができると言います。
日本でオリジナルマスクを作ろうとすると、紐の色を変えることが難しかったり、プリントの位置が予め決まっていたり、ベースの色をゼロから染め直すことが難しかったりと、「すべてイメージ通りに作ることは難しい」ことに気づきます。それはお客様が迷わないようにある程度選択肢を狭めているからだと思いますが、当社ではそういった制限は設けていません。
それはどうしてでしょうか?
バイリンガルゆえに、お客様が本当に望んでいることを中国のメーカーに正しく伝えることができるからです1。もちろんすべての業者が臨機応変に対応してくれるわけじゃないので、条件に合った最適なメーカーを探し出すところから始めることもあります。
例えばこれは、マスクがずり落ちないようにストッパーを付けたものです。さらにストッパーが外れないように小さなビーズもつけました。実はこれ、中国では1〜2円でできちゃうんですよ。実際に使用感を確認しながら、メーカーと相談して工夫を施しています。
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万邦通商さんが間に入ることでオリジナリティーあふれるものが出来上がるんですね!でも、どうしてそんなに安く作れるんですか?
人件費の安さに加え、特にこのような製品は“世界の需要がある程度中国に集約されているから”だと思います。需要があるということは、それだけ一気にものを生産する。一度に大量の材料を仕入れるのでコストを抑えることができるんです。
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なるほど!ただ正直、“中国製”と聞くとなんとなく不安があるのですが…
近年、中国製品のクオリティは間違いなく向上しています。ただ、中国でメーカー選びを間違えると失敗してしまいますね。「この値段で良いもの作るから」と言われてお願いしたらイメージと全く違う色のものが出来上がったり、日本で検品を行う際に予想外の不良状態が発覚したりと、弊社も何度も失敗してきました。
星の杜中学校・高等学校のオリジナル便箋冊子も、最初は肝となる加工が全くきれいにできていなかったので作り直してもらい、中国現地事務所で念入りに検品しました。
だからこそ“メーカーに仕様条件を的確に伝えるオペレーション”がとても大切になってきます。現在は取引するメーカーに一定の条件を設け、製造要件をびっしり書き記した仕様書や検品要求を発行しています。
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例えば、「この生地の厚さでお願いします」と伝えたのに薄めの生地で作られてしまうこともあるんです。なので事前にサンプルを取り寄せ、実際に触って確かめたりと徹底して気をつけています。
あれもこれも伝えすぎると高確率で忘れられてしまうので、最初の段階で何を伝えるべきか、何に気をつけるべきか。それを意識しながら妥協せずにしっかりコミュニケーションを取ることで、かなりクオリティの高いものが出来上がります。
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双方の国の文化や言語を熟知しているバイリンガルの方が間に入ってくれることで安心感が違いますね。国内では難しい『ゼロベースからの柔軟な制作』『安価で高品質なものの制作』が実現できるって魅力的だなあ。制作の流れについても知りたいです!
お客様が初めから「こういうものがほしい」という具体的なアイデアを持っているとは限りません。なので、ヒアリングをもとにデザインやサイズ、素材などのイメージを膨らませて作り、提案する。そこでフィードバックいただいたものをさらにブラッシュアップしたり、違うものを作ったりする。そんな風に少しずつ具体的なものにしていきます。
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ここでいう具体的なものというのは、色やサイズ、デザインなど、文字化できる仕様のこと。それらを細かく整理してメーカーに送り、イメージ画像やサンプルをまず万邦通商が確認し、次にお客様と一緒に確認する…という流れで制作していきます。お客様とメーカーの間に万邦通商が入ることで、お客様のこだわりや要望を的確に伝えることができ、想像通りの商品制作が可能になるそう。
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オリジナルグッズを制作するときには、大切にしたい“想い”や“コンセプト”があるはずです。それをグッズという形あるものに置き換えるためには、目に見えない想いやコンセプトをしっかり受け止め、中国語で正しく表現する能力がないといけない。
逆にメーカーから「これはできない」と言われることもあるので、それを正しくお客様に伝えて擦り合わせ、形にするための架け橋になる。それらを非常にスピーディーにできることは、当社の大きな強みだと思っています。
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学生時代に見つけた自分の“強み”を活かし、翻訳・通訳・貿易の道へ
12年以上中国に居住していた三谷さんは、日本の大学2年生時に『株式会社万邦通商』を設立しました。どうして会社を設立することになったのでしょうか?興味深いその経緯についても伺ってみました。
三谷さんは人生の半分ずつを日本と中国で過ごされたとのことですが、それぞれどのような経緯だったのでしょうか?
私は中国で生まれ、5歳前後で初めて来日しました。そのまま中学3年生まで北海道で生活していたのですが、あるとき父親に「このままだと日本に染まっちゃうぞ。中国に行って中国のことも勉強してこい」と言われ、半ば強制的に中国に送り返されたんです。
日本でも欠かさず中国語を勉強していたという三谷さん。ただ、5歳で出たきりだった中国にいきなり帰国することになり、始めは文化の違いに戸惑いもあったそう。その後、生活を営む中でネイティブな中国語にも慣れ、高校を卒業。帰国子女枠で宇都宮大学に入学した頃には、日本語も中国語も自由に使いこなせる状態になっていたと言います。
“日本語と中国語の両方が母語”だと聞いたときは本当にびっくりしました!国籍を間違えられたりしませんか?
よく間違われます(笑)日本では日本人のように振る舞えるし、中国では中国人のように振る舞える。大学に入ってからそこが自分の一番の強みだと気づいたので、『ココナラ』というサイトで翻訳サービスを出品してみたんです。そしたら「中国にいる別れた恋人に宛てた手紙を翻訳してほしい」という依頼が来て。そんなの、すごく熱が入るじゃないですか。「最高の翻訳をしよう」と頑張って翻訳しました。
それは緊張する依頼…!
その翻訳した手紙がきっかけで関係修復につながったらしく、とても良い口コミを書いてくださったんです。その日を境に、口コミを見た方から様々な翻訳の依頼が来るようになりました。
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すごい!目に見える形で誰かの役に立ったんですね。
それがすごく嬉しくて。最初はすべて無料で受けていたのですが、個人ではなく企業からの依頼が増えてきたタイミングで少しずつ費用をいただくようになり、安定して月10〜20万円ほど稼げるようになりました。そこで「自分が提供する翻訳サービスが必要とされている」と実感し、2018年に『バイリンガル翻訳事務所』を設立しました。
バイリンガル翻訳事務所の特長は、全体の2〜3%しかいない20代の翻訳者であるということと、日本と他国で均等な生活経験があり文化や慣習をよく理解した上で二カ国語を自由に扱うことができるバイリンガルであるということ。また、読解力・語彙力・文章力が優れているかどうかも翻訳業務を行う上では重要になってきます。
“自分の言語能力を認識した上で仕事として活かしたいという使命感を感じていること”も大切になってきます。翻訳スタッフは全員20代で、いくつかの国で均等な生活経験があったり、各国を頻繁に行き来しています。
“若さ”と“バイリンガル”に特化したプロ集団なんですね…!そこからはずっと翻訳を?
翻訳だけでなく、「中国人との商談に同席して通訳してほしい」という依頼も来るようになりました。それまで「もっと大きなビジネスを展開したいけど何をすればいいのか分からない」という状態が続いていたのですが、貿易の取引をする現場に直接入れる“通訳”という仕事にピンときました。
そして取引を継続させるために定期的にサポートするなかで、「こういうものを中国でもっと安く買う方法を探してくれない?」という相談を受けたんです。
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そのときに気づきました。「僕が直接輸入して売ればいい」と。そこで新たに貿易事業を展開し、2021年に『株式会社万邦通商』へと法人化しました。
貿易に関する知識がない中で事業化にいたった、ということでしょうか?
そうなんです。ただ、翻訳・通訳・貿易の現場を知ったことで「貿易に関する知識がない自分でも活かせるものがある」と気づきました。それは、“お客様がほしいものを探し出す力”です。
“お客様がほしいものを探し出す力”?
最初は「日本語と中国語の両方が多少できる人なら誰でもできるんじゃないか」とも思いましたが、若い人ってほしいものを一番効率よく見つける手段を知ってるじゃないですか。
例えば「アパレル関連のものがほしい」と思ったとき、アパレルに強いメーカーが集まっているような媒体からメーカーを選定し、そのメーカーの過去実績や信用情報も様々な手段で探していく、など。あとはずっと翻訳をしていたので、幅広い分野のビジネスにある程度は明るかった。翻訳・通訳・貿易はそれぞれつながる部分のある事業だと思っています。
“貿易事業”には難しいイメージがありますが、他の事業ともつながる部分が多いんですね!
僕も最初は難しいイメージを持っていましたが、「こういうものを買ってくれる会社を探してほしい」「日本からこういうものを買いたい」とご相談いただくようになり、「“自分が購入したものを誰かに売る”ということがビジネスとして成り立つんだ」「自分でも貿易に携わることができるんだ」と思ったんです。
日本国内ではもちろん、中国においても輸出入の手続きを行わなくてはなりません。製品によって規定は様々ですが、ルールに則って一つひとつの手順を丁寧に踏み、知識と経験を蓄えてきました。
例えば、弊社ではおもちゃや食器類の輸入も行っていますが、これらの製品はほとんどのケースにおいて所定の機関で化学検査を実施しなければいけません。ものによっては、第三国の検査機関でないと検査できない場合もあるんです。そうした細かな課題をクリアするためにも、弊社が直接国内外の機関と連携し、スムーズな輸出入の流れを実現しています。
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新型コロナウイルスの影響で工場と飛行機が急遽ストップ!?「お客様に製品を届けたい」という想いと努力がつないだ物語
貿易事業の一環としてオリジナルグッズの制作を始めたのは2022年。実は、仕事として多くの方に依頼されるにいたるまでの素敵な裏話がありました。
今行っているオリジナルグッズの制作は、国内に早く安く作れる競合他社がとても多く、当初は全く着目していない部分でした。でも輸出入販売を行う中で“ものを早く安く届ける仕組み”についてノウハウを会得してきた頃、所属している『とちぎニュービジネス協議会』の実行委員から「全国大会で使う腕章やネックストラップ、マスクを作れないか」とご相談いただき、制作することになったんです。
全国大会は12月14日。三谷さんは、遅くとも12月5日には中国から出荷できるようにと準備を進めていました。しかしここで予想だにしない出来事が起きてしまいます。新型コロナウイルスのまん延による厳しい制限です。
まず工場内で陽性者が確認され、中国政府の制限により工場が一時的にストップ。グッズの制作に大幅な遅れが生じてしまいます。その後、なんとか完成したグッズを飛行機に乗せた数時間後、安堵する間も無く今度は航空会社内で陽性者が確認され全便ストップ。制限解除まで72時間以上の足止めを喰らいます。この時点で日本の到着予定日は12月11日。
しかし一向に解除されることなく12日が過ぎ、あと2日もない状況で「もう間に合わないかもしれない」という考えがよぎったと言います。
いつ飛行機が飛ぶのか分からないままずっと待っていました。私を信頼しご依頼くださったみなさんに頭を下げて謝罪して…毎日不安でいっぱいでしたが、「絶対にどうにかしよう」と決意していました。そしてあれこれ方策を考えていたら、13日の早朝に制限が解除されて飛行機が飛んだんです。
この荷物はまず関西空港に届いて、東京で通関をしてから栃木に送られる…という手順を踏む予定でした。でもそれでは明日までに届けることができないので、その日のうちに関西空港で荷物を引き取り、栃木へUターンする手段を決行することにしました。既に正午を回る頃でしたが、航空会社や税関など関係各所に電話をかけ調整しながら、そのとき最短で空港に行ける手段だった高速バスに乗り込み、バスの中で飛行機のチケットを取りました。
各所での調整にも時間を要してしまうので、飛行機に乗り込む時点でも荷物を受け取れる保証は全くありませんでしたが、「何としてでも今日中に荷物を受け取る!」ということだけを考えてとにかく必死でした(笑)
迷うことなく関西に向かったんですね!もしかしたら荷物を受け取れないかもしれないのに…
数日間全便ストップだったので機内の貨物もパンパンで、すべて出し切るまでに数日かかる状態でした。それでも「優先的に出してください」と根気強くお願いしていたら、「荷物が見つかりました。でもいつ通関が終わるかは分かりません」とお電話いただき、そのまま飛行機に乗り込みました。
飛行機に乗る直前に、関係機関の担当者さんとの電話で「来られてもどうなるか分かりませんからね?」と言われたことを覚えています。
本当に受け取れるかどうか分からないまま飛行機に!どきどきする…
到着した後、「無事に通関が終わりました。いつでも荷物を受け取れるように用意しています」という不在着信が入っていたんです。もちろんすでに営業時間外でしたが、事情を考慮し特別に対応してくださったみなさんに感謝しながら、ここでようやく安堵しました。
受け取れたんですね!よかった〜!
でも、ここからが大変でした。
ここから?
全部で30kgほどの3つの段ボール箱を新大阪駅までひとりで運ばなければいけなかったんです。バスや電車を使っていくのですが、階段の上り下りも改札の出入りも電車の乗り換えも一苦労でした。一箱ずつ持って下ろして…と、今となってはどう運んだのかよく覚えていません…(笑)
計30kgの3つの段ボール箱をひとりで持って公共交通機関で移動するなんて、想像できないのですが…
もう必死ですよね(笑)新大阪駅に着いてすごくほっとしたことをよく覚えています。翌日の早朝に新大阪を出て宇都宮に向かい、荷物を抱えて会場に入っていくと、みなさん「おお〜!!」と喜んでくれました。
それは「おお〜!!」となります!(笑)
「どうして間に合ったの?」と聞かれたときに一連の話をしたら、みなさんから沢山の温かいお言葉をいただき、ありがたいことにそこから依頼してくださる方が増えたんです。
三谷さんの仕事に対する熱量が伝わった瞬間ですね!
このことがきっかけで学校法人宇都宮海星学園 元理事長の大塚さんからご依頼いただき、オリジナルグッズを制作させていただくことになりました。
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丁寧なヒアリングと確かな提案力。“作る過程”にこだわりがあるからこそ、安心して依頼できる
オリジナルグッズの制作が仕事として様々な方に依頼されるにいたるまでの素敵な裏話を聞くことができ、依頼したくなるような人柄と真っ直ぐで誠実な対応、その熱意がなによりも大切なのだとしみじみ感じました。
ここからは、学校法人宇都宮海星学園 元理事長の大塚さん、マーケティングチームの青木さんと木村さんにお話を伺います。
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オリジナルグッズを制作できる会社は沢山あると思いますが、どうして万邦通商さんに依頼されているのでしょうか?
星の杜中学校・高等学校には“全国にない学校を創る”というコンセプトがあります。オリジナリティーにこだわっているので、ロゴの配置や色味、サイズなどを柔軟に相談できる万邦通商さんにお願いしています。
これまで、マスクやネックストラップ、便箋冊子や手提げ袋、オリジナルバッチや標準服など、様々なグッズを制作いただきました。今はパーカーの制作を依頼しています。
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お洒落…!ブランドカラーやロゴが取り入れられた唯一無二のグッズですね。
教育内容や部活動、服装といった点で「学校に関わるすべての人の個性を尊重したい」と思っており、その一環としてのオリジナルグッズなんです。「他律ではなく自律」「多様性を尊重する」など、裏側にある想いをしっかり考慮していただけるところが魅力的ですね。グッズを手にした生徒もとても喜んでいます。
私たちは“学校らしくないブランディング”を大切にしています。「学校らしい」と聞くと堅苦しいイメージが浮かぶじゃないですか。髪型や服装、行動の制限は生徒の芽を潰しかねない。“学校”という言葉に根づいた枠を取り払いたいと思っています。
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本来、学校は社会の中のひとつのコミュニティであるはずなのに、教育や規則が学校内で完結しており、社会から隔絶された場所になっています。生徒が社会で活躍するために学ぶ場所であるはずなのに“社会とのつながりがない”ことは、今の時代にそぐわない。
なので、“学校の先にこれから生きていく社会があることを体現する”という意味での“学校らしくない”を大切にしています。
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新しい学校を築こうとしたとき、多くの方に心配されたんです。でも三谷さんは私たちの想いを丁寧に汲み取り形にしてくださり、様々なご提案もいただけたので嬉しかったです。
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普段目にするものや身につけるものを「いいな」と思うかどうかで愛着心は変わります。愛着を生むためにはデザインが重要ですし、その積み重ねがブランディングになります。「星の杜って素敵な学校だよね」「好きだな」と思ってもらうためのオリジナルグッズなので、とてもこだわっています。
そのこだわりのもと、「こういうものは作れますか?」と相談すると真摯に対応してくださるので、本当にありがたいですね。
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自分たちの想いをオリジナルグッズとして形にできるなんて、すごく素敵ですね!
そうですね。最初は「中国製はクオリティにばらつきがある」と思い込んでいたので少し不安でしたが、全く問題ないですね。
国内で作ろうとすると価格が高くつきますが、万邦通商さんはクオリティの高いものを安く制作してくださいます。デザインのご提案も沢山いただけるのでもう言うことがないというか…大満足ですし、無茶な要望も形にしてくださって本当にありがたいですね。
単に依頼されたものを作るのではなく、作る過程にこだわっている姿勢が見えるからこそ安心して何度も頼めるんだと思います。“徹底してこだわる”ということは最も重要なことだと思いますね。どんなに小さなことでも一つひとつ誠実に対応する。その積み重ねが信用になり、口コミで広がっていく。
そんな風に誠実に対応していらっしゃるので、このまま頑張ってほしいと思っています。星の杜中学校・高等学校の更なるブランディングのために、これからも多様なオリジナルグッズを一緒に生み出していきたいです。
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『幾千幾万の国々や地域と取引をする』という意味の“万邦通商”。翻訳事業から始まり、通訳事業、オリジナルグッズの制作やその他の貿易事業など、ベンチャー総合商社として『世界をつなぎ、未来をつくる』という使命のもと活動を行っています。三谷さんは、「お客様が必要とするものは何としてでも届けたい」と言います。
“お客様の想いを言語化して形にする”ことが当社の仕事なので、「こういうものがほしい」「こういうものを作りたい」という想いが見えたとき、死に物狂いで実現するお手伝いをします。安易に断らず、どんなことにも耳を傾け、想いを形あるものにする。それが僕たちの仕事です。
万邦通商が展開するいくつもの事業に共通していることは、“誰かの想いを形にするためのお手伝いをする”こと。私たちの生活を支えているあらゆるものたちも、実は誰かの想いや願いが形になったものかもしれない。そう思うことで、“ものを慈しみ大切にする”という原点に立ち返るきっかけになるはずです。
今やほしいものの大半は、スマートフォンやパソコンなどから早く安く手に入れることができる便利な時代。その裏側にはこのような国を超えた仕事があるということを忘れないようにしたいとともに、地域・日本・世界をつなぐ万邦通商のこれからの活躍を、楽しみに追っていきたいと思います。
株式会社万邦通商(ばんぽうつうしょう)
社名英語表記:BANPOU CORPORATION
代表取締役社長:三谷 亘(みたに わたる)
事業内容:商品輸出輸入業、バイリンガル翻訳・通訳、国際事業支援 他
住所:〒320-0806 栃木県宇都宮市中央3-2-4
設立日:2021年4月22日
*ご依頼やお問い合わせは公式HP最下部のフォームよりお願いいたします
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