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西地区スマホ講習会に行ってきました!

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皆さんは、この記事をどのようなデバイスでご覧になっていますか。

”スマートフォン”でご覧になっている方も多いのではないでしょうか。

現代において生活インフラの一つと言っても過言ではない”スマートフォン”ですが、高齢者の方にとっては扱いが難しいものとなっています。

今回は、『西地区ひまわり協議体』『docomo』『とちぎユースサポーターズネットワーク』で10/12(木)に高齢者を対象としたスマートフォン講習会を実施しました。

開催場所は、宇都宮市西地区です。西地区は宇都宮市の中心部に位置するにも関わらず、高齢化が顕著な地区であるという特徴があります。

ライター青山もボランティアとして参加してきたので、その様子をお伝えします!

打ち合わせ

12:30に西地区コミュニティセンターに到着しました。

まず、驚いたのが小学校の中にコミュニティセンターがあることです。子供たちを地域で見守ることができるような施設環境に感動してしまいました。

コミュニティーセンターに入り、講師の方々と自己紹介を交わし、全体の流れについて確認を行いました。

私たちボランティアは教える端末によって、『らくらくスマートフォン』『Android』の二手に別れることに。

ライター青山は『らくらくスマートフォン』のお手伝い担当になりました!

開始時間の13:00になると、続々と参加者が集まってきました!!

今回は、約25名の高齢者にご参加いただきました。

参加者の様子

参加者の一人でもある『西地区ひまわり協議体』の会長から、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。わからないことは積極的に質問しましょう」と、気合の入ったご挨拶をいただきました。

講義の前に行ったのが、『Wi-Fi』の接続です。ボランティアの私たちも、慣れない『らくらくスマートフォン』の扱いに戸惑いながら、すべての参加者の接続を完了させました。

途中、「これがないとインターネットが使えないの?」と聞かれ、「そういう訳ではないのですが、通信料がかかってしまい…」と、『Wi-Fi』一つとっても、説明に苦戦してしまいました。

Wi-Fiの接続を手伝うボランティアの学生

講義開始!

Wi-Fiの接続が完了したところで、講義がスタート。

まずは、「インターネットとは?」という話からスタートしました。いざ言語化して説明しようとすると、難しい言葉ですよね。

参加者は資料に目を向けたり、講師の話を聞いたり、とても真剣な様子でした。

『インターネット』の説明をする講師

私たちボランティアは、講師の説明についていくことが難しい方や、操作方法がわからず困っている方などのサポートに回りました。

説明が終わると、実際に『検索機能』を使ってみるという体験に移ります。

『検索』にも大苦戦!

もし、皆さんが「宇都宮市で土日に空いている病院を探したい」と思った時、どのように検索しますか。

おそらく、「宇都宮市 土日 病院」というような単語を並べて検索するのではないでしょうか。

今回の講座では、このように「単語を並べるだけで検索ができます」という部分から教えていきました。

参加者のサポートをするライター青山

また、検索するために『文字を入力する』という作業にも壁があることに気づきました。

タップ入力で文字を打ち込もうとしますが、慣れない操作にとても時間がかかってしまうのです。

そこで、『音声入力』が紹介されると「簡単でいいですね」と明るい声が聞こえてきました!

私たちが普段何気なく使っている『検索』や『地図』などの機能も、高齢者の方からすると難しいものなのだと実感することになりました。

音声入力を教える講師とボランティアの学生

講義はあっという間!

約1時間半の講義でしたが、気がつくと終わりの時間が近づいてきました。

最後には、クイズ形式で答えを検索してもらうコーナーや、各々が調べたいものについて検索するコーナーが設けられました。

参加者の方々からは、終始質問が飛び出し、スマートフォンの使い方を真剣に学ぶ姿勢がとても素敵でした。

熱心な方は、講義が終わってからも教室に残り、たくさん質問をしていました。

私たちボランティアも想いに応えようと、つい熱が入ってしまいました…!

聞きたいことのメモを持参しておられました!

講習全体を通して、ほんの一部しか教えることができませんでしたが、参加者の熱心な姿勢にとても良い刺激を受けました。

急速なIT化・核家族化が進み、高齢者が取り残されてしまっている現実。

教えてくれる存在が身近にいるという安心感が、地域の支え合いの一つになるのだと感じました。

参加者からの「ありがとう」という言葉に、暖かい気持ちになった日でした。

最後にスタッフ全員で写真を一枚!📸