1. HOME
  2. 学生の声
  3. 絵本、文章。さまざまな表現力を活かし、地元と外とをつなぐ架け橋になる。ー獨協大学/阿部 こな美さん
学生の声

絵本、文章。さまざまな表現力を活かし、地元と外とをつなぐ架け橋になる。ー獨協大学/阿部 こな美さん

学生の声

プロフィール

阿部 こな美(あべ こなみ)
栃木県 鹿沼市出身
獨協大学 経済学部 経済学科 4年生
NPO法人とちぎユースサポーターズネットワーク インターン生
あしかもメディア ライター
オーダーメイドの絵本作家
かぬま便 チームメンバー

ーいまの活動

絵本、文章、地元愛。
“表現力”を活かし、ローカルの魅力発信に貢献する

NPO法人とちぎユースサポーターズネットワークでインターンシップを行っています。その中で、栃木の素敵なヒト・コト・モノ・シゴトについて魅力発信を行う『あしかもメディア』の運営に携わっています

また、『癒やしと学び』をテーマとしたオーダーメイドの絵本作家としても活動しています。『世界に一つだけの絵本』というコンセプトで、結婚式を迎える方や愛情込めてトマトを育てる農家さん、愛犬が亡くなり悲しみの渦中にいる方などの想いをかたちにする。絵本には“人生において大切なこと”がたくさん描かれているのですが、大人になるにつれてそれも難しく考えてしまうと思うんです。そんな大人に向けて、「こういうことって大切だよね」と原点に立ち返るきっかけを絵本を通して提供したいと思っています。今は、地元である鹿沼市に関する絵本を制作中です。

2021年11月より、『かぬま便』という鹿沼市の魅力を発信する団体を立ち上げました。当初は「鹿沼市で絵本カフェを開きたい」という想いのもと動き出し、成人式の実行委員で出会った学生二名とスタートさせました。けれど、「鹿沼市が大好きな人たちがせっかく集まったんだから絵本カフェだけではもったいないよね」という話になり、SNSを用いたスポット紹介や市民との交流が図れるイベントなどを企画・開催する『かぬま便』を立ち上げることにしました。

私自身、大学時に県外に出て地元の魅力を再確認した一人なので、「鹿沼市ってなにもないじゃん」という方にも鹿沼市のことを好きになってほしいし、誇りに思ってほしいです。また、鹿沼市には若者が挑戦できるフィールドがまだないので、かぬま便を広げた先には「やりたい」を叶えられる場をつくりたいとも考えています。「鹿沼市が好き」「鹿沼市の魅力発信に携わりたい」という熱い想いを持った仲間も募集しています!

ー大切にしている価値観

自分に“素直”になること

自分に素直に、正直になることを大切にしています

小学生から高校生の頃までは生徒会や学級委員などを任されていて、世間から見た正しさが常にこころの中にあり、大人たちの意見を聞けば「失敗しない」「間違いがない」と思っていました。しかし、徐々に本心と選んだ進路に違和感を感じるようになり、「自分のやりたいことをもっと貫けばよかった」と自己嫌悪に陥りました。同時に、「自分に正直に生きることができなかった」と情けなくなり、一時は本気で大学を辞めることも考えました。

けれど、「この大学でしかできないことをやろう」と気持ちを切り替え、軽音サークルでやってみたかったドラムを叩いてみたり、企業に対してプレゼンができる実践的なゼミに入ったりしました。そうしているうちに、「自分の想いに正直になるとすごく楽しい」と感じるようになりました。そこから興味のあることに対しては前のめりに挑戦するようになり、目で見て学ぶよりも身体で体験することの重要性を学びました。

ー今後の歩み

地元と外とをつなぐ“架け橋”になりたい

この春から、沢山の商品やサービスを扱う商業施設に関わる会社に就職します。「モノ・コトの魅力発信に携わりたい」という想いがあるので、地域やテナントと協力しながら多様な価値観を届けたいと思っています。

あとはやっぱり、地元である鹿沼市の魅力発信に携わりたいです!以前、「コロナ禍で衰退している地元のために何かできないだろうか」と考え、鹿沼市の養蜂園に関する絵本を制作し、オンラインイベントを開催しました。これは、『朗読で癒やされながら蜜蜂についての理解を深める』という内容に加え、絵本に登場する蜂蜜を郵送し、実際に味わっていただくというイベントです。この時、参加者から「鹿沼市にこんなに素敵なところがあるんだね」と言ってもらえたことがなによりも嬉しく、地元の魅力発信に携わりたいと強く思うようになりました。今年から就職で外に出てしまう分、「鹿沼市と外とをつなぐ架け橋になりたい」と思っていて。鹿沼市には魅力的な人が本当に沢山いるので、外に向かってその魅力をどんどん発信していきたいです!