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「若者がいない」と言われた温泉街で、若者の秘密基地をつくる。大谷の石蔵を活用した“みんなの蔵TEO”

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緑豊かな山々に入りほどなくして、もくもくとした柔らかな湯けむりが姿を現します。

ゆるやかな道沿いに点々と連なる旅館。昔懐かしい雰囲気漂うレトロな温泉街を歩いていると、なんだかわくわくしてきました。

ここは、栃木県那須塩原市に位置する塩原温泉郷。

温泉郷の持つ歴史はなんと1200年以上にもなり、約150の源泉から湯が湧き出しているそう。塩原温泉郷の温泉には美肌になる保湿成分が豊富に含まれており、観光客や地元民の心や体をゆっくりと解してくれます。

さらに恋人の聖地と称されている“もみじ谷大吊橋”や地元産の牛乳と玉子でつくったふわふわの生地に生クリームやあんこ、フルーツを包んだ“とて焼き”というご当地スイーツなど、塩原温泉ならではの魅力も多数。

しかしそんな塩原温泉では高齢化や過疎化が進み、現在の人口は1300人以下に。さらに追い打ちをかけるように新型コロナウイルスが猛威を振るい、かつてあったはずの活気が失われつつあります。

「温泉街にあった活気をもう一度取り戻したい」
「塩原温泉にいる若者のサードプレイス1をつくりたい」

そう思い立ち上がったのは、塩原温泉観光協会職員の君島 奈々(きみしま なな)さん

君島さんは現在観光協会の職員として働きつつ、「若者の秘密基地をつくる」という目標を掲げ、穀物貯蔵庫であった大谷の石蔵を再生した居場所づくりに励んでいます。

その場所がこちら。名前は、みんなの蔵TEO(記事を読むと名前の由来が分かるかも?)。大通りに面した路地の先に、大谷石で造られた蔵が姿を現します。徒歩数秒のところには川が流れているので、さらさらと心地よいせせらぎが常時聞こえます。

大谷の石蔵を活用したTEOって一体どんな場所?
どうして若者の居場所づくりを行うことに?
君島さんが感じる塩原温泉の魅力とは?

今回、塩原温泉を盛り上げようと活動を行う君島さんに気になるあれこれについてお話を伺ってきました!

塩原温泉観光協会職員/みんなの蔵TEO 君島 奈々(きみしま なな)さん
栃木県那須塩原市(旧塩原町)で生まれ育つ。温泉街の保育園で就職したのち、25歳でワーキングホリデー制度を利用し海外生活を経験。帰国後、1年間の引きこもり生活を経て現職に就き、初めて地元を「観光地」として認識、温泉街の将来に危機感を抱く出来事をきっかけに、自分なりにできる事を試行錯誤し続けている。みんなの蔵TEOの他にも、獣害対策から生まれた蕎麦粉の製粉など、活動の場は様々。

使い方は自由自在。色がないからこそ、若者のやりたいが実現できる場所に

ここは、どのような場所なんですか?

基本的には休憩所として無人で開放していて、誰でも自由に使うことができます。その他にも、「会議やイベントで使いたい」という方がいればお貸ししたり。そんな風に、個々人が思い思いに使うことができる場所なんです。

空間をまるっと借りることもできるんですね。

そうなんです。「1日空間を貸してほしい」という方がいれば、5,000円という形でお貸しして。

なんて良心的な値段…!

ここにあるギターやピアノを使ったミニコンサートを開催していただいたこともあるし、写真展を開きたいという方がいれば写真を飾っていただいてもいいですし、スクリーンを使って上映会を開くこともできます。本当、この蔵の使い方は自由で

各々のやりたいことが実現できる場なんですね。それに、本も読めるんですね。…JINSEI図書館?

これまで読んできた本って、人生にすごく影響を与えるじゃないですか。だから私の本のコレクションを置いておくことで人生が透けて見えるかな、みたいな(笑)誰かの人生に少しでも刺激を与えられたらいいな、なんて思っています。

本ってその人の思考や価値観にも影響を与えるので、面白い…!本も読めるし楽器もあるし珈琲もある。歩き疲れた時やちょっとまったりしたい時にぴったりですね。開放日は決まっているのでしょうか?

会議やイベントで使用されている時以外の日中は、いつでも無人で開放しています。鍵は施錠していなくて、誰でも自由に入れるようになっています。

じゃあ、今日も開いてたんですね!入っていいものかと迷ってしまって、うろうろしちゃいました(笑)

開いてた、開いてた!(笑)でもそんな風に「開いているのか分からない」っていう人が結構多くて。だから中を覗こうとしている人がいると、「自由に入っていいのよ」と近所の人が言ってくださるみたいで。無人で開放しているからこその心配もあるんですけど、「電気付いてたから消しといたよ」「扉開いてたから閉めといたよ」とか、地元の人が色々と目を配ってくれていて。そういう“地域の見張り効果”みたいなものもあるので、そこを信じてやってるんですけど(笑)

地元の人からもすごく応援されている場所なんですね。

今でこそ観光客や地元の人が気軽に休める空間になっているけど、実は『若者が集える秘密基地』をつくりたくて始めた場所なんです

若者が集える秘密基地?

最近では、「塩原温泉には若者が全然いない」って言われてて。でも「本当にいないのかな?」と思って観光従事者を集めた『ワカモノの会』っていう懇親会を開いたら、意外と人が集まって。多い時で30~40人くらいかな

実は若い人はいたけれど見えなかった、と。

そうそう。特に旅館に勤めてると、次のお客さんがチェックインするまでのお昼の短い時間帯が自由な時間帯(=中休み)だから、外に出てこないんですよね。生活が旅館内で完結してしまっているから、横のつながりが全くなくて。そこで懇親会を開いたら同世代くらいの方とのつながりが沢山できて、仲良くなった人たちに「若者が集える場所を作りたいんだよね」と言ったら賛同してくれて、一緒にTEOをつくりあげたんです。

そこが始まりだったんですね!温めているアイデアを同年代の人に言える場って、すごく大切ですよね。でも、どうして若者が集まれる秘密基地をつくろうと…?

若者がいない街って言われてるけど、懇親会を開いて「若者ってこんなにいたんだ!」って気づいたし、「こんなにいるのにもったいないな」って思って。「旅館に勤めている人は外に出てこない」っていう話も聞いてたので、ここに来ればみんなに会えるっていう場があったらいいなっていう勝手なおせっかいなんですけど(笑)

それに、私自身も自宅と職場の往復だったので、その間にサードプレイスのような“居場所”があったらいいなってずっと思ってて

意外と自宅と職場以外の居場所ってないんですよね。この蔵は、元は空き蔵だったんですか?

60年前に建てられた酒屋さんの穀物貯蔵庫なんです。当時は今で言うコンビニのような存在で、お米やお茶などの日用品を売ってたみたいで。そういう品物を貯蔵していた蔵なので、1年間温度を一定に保つために大谷石で造られているんですよ。除湿効果もあるし、なにより涼しい。

そういえば今日は気温が高いはずなのに、そんなことも忘れてしまうくらい涼しいですね。

冬は寒いんですけどね(笑)私が見せてもらったときは物置という感じでしか使われていなくて、地元の人も「雰囲気がいいから活用したらいいのに」「もったいない」ってずっと思ってたみたいで。それで、「ここを活用できないかな」って思ったんです。

川のせせらぎが聞こえる素敵な場所なのに、活かされていなかったなんてもったいない!

そうなんです。「若者の秘密基地をつくろう」と色々な空き家を見ていたんですけど、中々貸していただけなかったり持ち主さんが分からなかったりして。そこでこの蔵を見つけて「使いたい!」って思ったので交渉をしに行ったら、「物がいっぱいなので」と断られてしまって。

実は、2回くらい「貸してください」ってお話をしに行ったんです(笑)それでも断られてしまったので、懇親会でつながった仲間を連れて行ったら、「そんなに使いたいと言ってくれるなら」と貸してくださることになったんです。その仲間と片付けを始めたのが最初ですね。

みんなの“手を”借りながら、みんなで形にする

君島さんの熱い想いが伝わったんですね!どんな人がどんな風にこの場づくりに関わったのでしょうか?

主に塩原温泉で働く若者数名で、まずは蔵にあったものを捨てました。およそ800kgのものを運び出したんですよ

800kg!?想像もつかない…。

そんなに溢れていたってことですね(笑)その他にも、地域の電気屋さんや大工の父にも協力をいただき、ものを貯蓄するための倉庫から心地よい空間に作り上げました。

もともとはこの入り口の扉も重たい鉄の扉だったんですよ!それを2階にあった引き戸に外枠をはめて作り替えたんです。

それに、実はここにあるほとんどすべてのものが貰い物なんです。ベンチも、ピアノも、本も…。

そんなに沢山!

もののご寄付以外にも、当初ここにあった沢山の不要なものを減らすためにガレッジセールを行ったんですけど、その時に買ってご支援くださる方もいたり、お祝い金や寄付金としてご支援くださる方もいたり、中には店番をしてくださる方もいて。本当、TEOは物理的支援や金銭的支援、人的支援で成り立っているんです。そんな風に仲間や地域の人の“手を”お借りしてできた場所なので、『みんなの蔵TEO』という名前にしました

なるほど!足りないところを補い合い、みんなでつくり上げた場所だったんですね。

もともとは、地元が嫌いだった

色々な人たちが関わってつくり上げた場の持つ価値が分かってきました。君島さんは、ずっと昔から地元貢献などを考えていたのでしょうか?

実は、もともとは地元が嫌いだったんです(笑)

意外…!ますます、なぜ地元でこのような活動をしているのか疑問です!

那須塩原で生まれ育って、大学でようやく宇都宮に出てから2年後、自宅近くの保育園に就職することになってまた地元に戻ってきたんです。そしたら、24歳くらいの頃にとうとう地元が嫌になって。地域性が強いので、「誰が何をしている」っていう情報が共有されすぎてて窮屈になってしまったんですよね。それで、「100万円貯まったら地元を出るぞ!」と決意を固め、海外に行くことにしました。

海外に!

オーストラリアに行ったんですけど、明日の宿や仕事を自分で決めなくちゃいけなかったので、度胸や自信がつきましたね。それに、やっぱり地元とは全然違くてすごく視野が広がりました。帰国後、物足りなかったのでまた100万円を貯めてニュージーランドに行ったんです。

そして再度帰国したら、周りはもう就職して10年とか2人目の子どもが生まれるとかで、ライフスタイルの変化がすごくあったんです。考えてみると、私はもう30歳目前にしてニート、みたいな。それですごく悩んでしまって、1年間くらい引きこもってしまったんです。車もないし、住む場所を変えるお金もないしで…。

自分が違うことをしている間に大きな変化があると、変に焦ってしまいますよね。それからしばらくは地元に?

そうなんです。そんなこんなでうだうだ過ごしていたら、たまたま観光協会が管理しているレストランの方から「観光協会の席、空いたよ!」って言われて。当時、「何かしたいけど何をしたらいいのか分からない」っていうもやもやを抱えていた時期だったので、「じゃあ、とりあえずやってみよう」と働き始めました。

「自分、なにがしたいんだろう?」迷子期から地元貢献の道へ

嫌いだったはずの地元を盛り上げるという仕事に就いたんですね。

偶然お声掛けいただいたのでとりあえず、という気持ちが最初でしたね。観光協会で働き始めてからは、初めて地元を観光地として見るようになったんです。それで、年々客数が減っているというデータに触れたり経営者さんの話を聞いたりしているうちに、「どうやらここは観光地として衰退しているみたいだぞ」と思うようになったんです。

そんな時、大きな旅館が急に倒産したんです。「え、数日前まで普通に営業してたのに…?」ってもうすごい衝撃的で。この時、「もしかしたら地元がなくなってしまうかもしれない」と恐怖を感じたんです。それで「なんとかしなくちゃ!」と思ったことが一番のきっかけですね。

「自分が生まれ育った故郷がなくなってしまうかもしれない」という恐怖が君島さんを突き動かしたんですね。

そうなんです。それに、「かつては人が歩けないほど観光地として賑わってたのに今は本当に廃れちゃったね」という声を聞いたり、廃墟ツアーという企画で塩原温泉周辺の動画が上がっているのを見たときに、「悔しい」っていう気持ちが芽生えて。誇りというか、意地みたいなものもありますね。

君島さんが「地元をなくしたくない」と思う所以ってなんですか?

ここにある自然がすごく落ち着くと感じてて。実家のすぐ後ろが川で、TEOの近くにも川が流れてて、山や川がすぐ傍にある生活に慣れてるんですよね。

あとは、みんなキャラが濃くて家族みたいに接してくれるところもいいなって。多分、塩原温泉にはおせっかいな人が多いんです(笑)最初は「なんでそこまで言うの?」って感じてしまうこともあったけど、今思えば、心配してくれてたってことがよく分かるなあ…。

塩原温泉って本当に温かい街なんですね。若いころは窮屈に感じてしまうかもしれませんが、大人になって戻ってくると地元を見る視点がまた変わるのかもしれませんね。話を戻すと、「なんとかしなくちゃ」と思ってまずどんなことを?

「同じ気持ちを持っている人に助けを求めよう」と、常に新しいことを取り入れている『くだものやカフェ 藤屋』さんに話をしに行きました。「温泉街、このままじゃ大変なことになってしまうと思うからなんとかしたいんです!」っていう熱い気持ちだけを持って行ったら、すごく受け止めてくださって。

それで、「うちはお昼のカフェだから夜は自由に使っていいよ」と言ってくださって、“夜の温泉街に明かりを灯す”という名目でバーを開いたんです。

温泉街に明かりを灯す!

大きな旅館が潰れてしまったので今まであった光がなくなり、夜が更けるともうぞっとするくらい暗くて。それで、地元の人や観光客向けに夜遅くまでお酒が飲める場所を提供したらいいんじゃないかと思って。私、お酒飲めないのにね(笑)

たしかに、ここに来るまでバーのような夜営業のお店はほとんど見ていないような…。結構お客さんは来たのでしょうか?

週に3回ほど開いてて、続けているうちに徐々に来てくれる方が増えてきました。「夜に出かける場所がないからこんなお店があったらいいなってずっと思ってたんです」と言ってくださる方やわざわざ来てくださる方もいて、それは嬉しい反応でしたね。塩原温泉には昼営業のお店が多いので、夜も開けるとなるとどうしても体力的に難しいみたいで。「やってくれてよかった」と言ってくださる方もいました。その活動の後、懇親会で出会った仲間とともにTEOをつくることになるんですが…。

もっと若者のたまり場に。水曜日の夜に遊ぶという新たな提案

TEOをつくる以前にそんな取り組みをしていたなんて!TEOは今、君島さんの理想通りの場になっていますか?

当初は「若者が集まれる場所にしたい」と思っていたんですけど、想定通りには中々上手くいかなくて。今は、観光客がふらっと訪ねてくれたり、地元の人が会議やイベント、休憩所として使ってくださっています。ピアノを弾いたり珈琲を飲んだりなど、ひとりでゆったりと過ごす場所でももちろん素敵ですが、もっとたまり場や居場所のような機能も持たせたいですね

そんなこんなで、『塩原温泉で友達を作る』『その時その場にいる人とともに時間を過ごす』という名目のもと、毎週水曜日にTEOを夜の遊び場として開放する“シューナカクラブ”という企画を始めました。予約が入っているとき以外、基本的に夜間は施錠してしまうので、「この日に来たらみんないる」っていう夜のたまり場があると楽しいかなって。

シューナカクラブ、いいですね!具体的にはどんなことができるんですか?

ダーツやUNO、ジェンガや花札もあるし、漫画や本も読み放題です。お酒を持ってきてカードゲームをしてもいいし、みんなで近くの飲食店に行ってもいいし、川で夕涼みしてもいいし、DVDを持ってきたらスクリーンに映すこともできます。そんな風にその時に集まった人たちでゆるりと時間を過ごせる中日にしたいな、と。もう一度、若者が集まれる場所にしたいっていうのがここ最近の想いですね。

夜にみんなで集まってゆるく自由に楽しむ場所って中々ないので、すごくいいですね!温泉街にぽっと明かりが灯る日があるのもまた素敵…。

そうなんです。今は各旅館さんにも、「若い社員さんがいたら伝えてください」と直接お話をしに行こうと思っているところです。

TEOが、温泉街を盛り上げるひとつのきっかけに

仕事以外のつながりや同世代とのつながりって社会人になると中々持てないので、そういう場があるっていいなあ…。君島さんが「TEOをつくって良かった」と思う瞬間はありますか?

地元の人が「この蔵を活用してくれてよかった」と言ってくださるのはもちろん、ひとつのきっかけになれたのかなと思っています。「温泉街を盛り上げたい」と思って新しい取り組みをする中で、良くも悪くも色んな捉え方をしてくださっていて。中には、「負けていられない」「自分も新しいチャレンジをしよう」と思ってくれた方もいるみたいで。

街のひとつのきっかけになっているってすごく大きなことですね。鼓舞されている方もいるなんて。

若者を中心に『温泉むすめ』という二次元のコンテンツをつくりあげ今すごく盛り上がりを見せているし、「この辺でジャンクフードが食べられるお店がない」という若者の声を受けてピザ屋さんができたり、ドイツビールのお店ができたりという変化もあるんですよ。実際に私は何もしていないんですが、温泉街での新しい取り組みのひとつのきっかけになれてるのかなって思うんです

何もなかった場所で誰かが新しい活動を始めると、街の景色やそこに暮らす人の意識は変わるんですね。

あとは、訪れた方が自由に書ける感想ノートを置いているんですけど、そこに「こんなに素敵な場所があったなんて知らなかった」「いい時間を過ごすことができました」「塩原温泉のいい思い出になりました」っていう言葉を見つけた時は、もう涙が出ちゃう…って思う瞬間です(笑)

実際に使ってくれた方の声って染みますよね。どれも、君島さんが新しいことに一歩踏み出した結果だと感じました。最後に、これからについて教えてください!

私がここを辞めてしまうとまた空き蔵に戻ってしまうので、そうならないように「塩原温泉に来たからにはTEOに寄ってみよう」というスポットになってほしいし、もっと色々な方に使っていただきたいですね

まだまだ認知度が低いし、「どう使ったら分からない」という声も本音としていただいているので。使い方は自由なので、「ワークショップをやりたい」「弾き語りイベントをやりたい」など、やりたいことがある方にどんどん活用してもらえたらいいな、なんて思っています。私が活用するというよりも、使いたいと思った方が活用できるように。まずはより多くの方にこの場所を知ってもらえるように、頑張ります!

「若者がいないと言われている街で、若者の居場所をつくりたい」。そんな思いのもと始まった小さな取り組みは、「廃れて元気がなくなった」と言われていた温泉街に、たしかに新しい風を吹かせていました。「小さな一歩が誰かひとりに大きな影響を与える」という言葉の通り、君島さんの取り組みは今日も誰かに大きな影響を与えているはず。

この取材をきっかけに、大人になってはじめて塩原温泉の温泉街に足を運びましたが、立ち止まっていると声をかけてくれる地元の方の温かさや街中を漂う優しい湯けむり、ほっとするご当地グルメやレトロで可愛らしい街並みに触れ、ふと、今度は大切な人とこの場所を訪れようと思ったものです。

TEOが、塩原温泉を訪れた人やこの地に暮らす若者の心地の良い居場所となるように。

イベントや会議時以外の日中はいつでも無人で開放されているので、気になった方はぜひ足を運んでみてください◎「この場所を使いたい!」という方からのご連絡も大歓迎です。

また、シューナカクラブなど、その時その場で出会った人とゆるく時間をともにするという新しい遊びの場にもぜひ足を運んでみてくださいね。塩原温泉の温かく愉快な仲間がお待ちしていますよ!

みんなの蔵TEO(休憩所としての開放は、毎日 8:00~19:00)
栃木県那須塩原市塩原696
伊藤穀屋商店さんを正面に見て、左側にある小道を川の方に降りて行き、右側にある石蔵がTEOです。
※休憩所は無料(予約不要)、会議やイベント、WiFiのご利用は有料となっております(要予約)。
※通常は電気が消えていますが、ご自分で点けてもらうスタイルとなっております。
※駐車場は、徒歩1~3分の塩原温泉交流広場(無料)をお使いください。

ご予約・お問い合わせ
会議やイベント等でご利用の際は、最低でも3日前までを目安に下記までご連絡ください。こんなことやってみたい!見学してみたい!改装を手伝いたい!などのご連絡も大歓迎です☺︎ご連絡はメッセンジャーまたは下記のフォームよりいただけますと幸いです。
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※普段は塩原温泉観光協会にいます。