〈求人終了〉ITとデザインで地域をともにより良くする『つばめソリューション株式会社』

会社の設立のきっかけについて教えてください。

慎太郎さんが東日本大震災のボランティアに行ったときに、「自分の生活も大変なのに周りの人を本気で助けたいと頑張っている人がいるんだ」ということを知ったから……でしたよね。

そうですね。ただ東日本大震災のボランティアに参加したことが重要だったわけではなくて、たまたまそこに集っていた「地域をより良くしたい」と真剣に考え、行動しているスーパーヒーローのようなたくさんの方に出会ったことが大きな転機になったんです。それまでは東京のIT企業で働いていて厳しいビジネスの世界にいたのですが、それとは全く異なって、自らの身を投げ売ってでもみんなの幸せを願う人達がたくさんいることに感動して。

一方で、彼らがITやデザインに労力を割く余裕がなく、それが足かせになって活動を上手く広げられないという状況を見て、たまたま自分が得意だったスキルでサポートできないかと考えたんです。

なるほど！

ご依頼をくださるお客様はどのような企業・団体が多いのでしょうか？

業種に関係なく、企業でもNPOでも行政でも地域をより良くしたいという想いを持っている方々から依頼を受けていますね。

それは、「栃木の地域ビジネスを応援する」ということでしょうか？

地域ビジネスを応援することは意識していますが、栃木で仕事をしている人に限定しているわけではないです。うちが『地域ビジネス』をどう捉えているかというと、『人と人の関係を重視してより良い生活や環境を作っていき、地域課題の解決を目指したビジネス』という風に考えています。

エリアが栃木県や宇都宮市に限定された事業である必要はなく、業種やエリアに限らず依頼を受けています。

実績としては栃木県内での企業やNPO法人が多いですが、それは他県よりも栃木県内のほうが繋がりをたくさん持っているからというだけです。県内にこだわりがあるわけではなく、神奈川県や東京都の企業からの依頼もあります。

依頼を受けた際、どんなところを意識して案件に取り組んでいますか？

お客様の想いの実現にこだわっています。事業内容についてヒアリングをし、「より良い地域を実現するためにどんな活動をされているのか」「どんな想いでされているのか」などを詳しくお伺いします。その上で、お客様の想いや大切にしているコンセプトを発信出来るように一緒に形を作っていますね。

ちなみに私が以前勤めていた会社と違い、当社ではお客様と直接コミュニケーションをとれるので、喜んでくださる顔や声にも直接触れることが多く、凄くやりがいを感じています。

私たちのデザインはお客様の想いがあるからこそ形づくることができていて、完成したものが１００％だとしたら私たちが行なっていることは２０％くらいです。ほぼお客様の想いでできていて、それを多くの人に広めるために少しのお手伝いをしているという感覚です。

我々の考え方として、お客様はパートナーと捉えています。単に受注側・発注者側という風には捉えていない。一緒に地域をより良くしていく仲間だと考えているので、そのために「誰に向けてどんな価値を提供できるのか」を一緒に考えられる関係を作っていくことも重要かなと思っています。

素敵な考え方ですね！地域ビジネスのパートナーとして、これからやってみたいことや新しく挑戦したい事業などはありますか？

アプリ開発やライブ配信など、新しいことを模索して広げていきたいです。ただ会社を大きくしたいとかもっとお金を稼ぎたいというわけではなくて、地域をより良くしたいと考えるお客様へのサポート内容を充実させていきたいというのが理由です。

ITソリューション、例えばメールシステムなどのクラウドサービスの導入などのご相談も増えてきているのでそのあたりも強化していきたいと思っています。

あくまでお客様のために、という考え方ですね。

そうですね。やっぱり、当社の核となる部分なので。

「地域をより良くしたい」という想いを持った方を応援するためにも成長していきたいみたいな。スタッフ一人ひとりのスキルを高めることでサポートできる力を更につけて、今よりも多くのお客様をサポートできるようになれればいいなと考えています。そして、我々もお客様も、更にその先にいる地域の方も、みんな幸せにできたらいいなという思いがあります。

つばめソリューション株式会社で求人募集するとのことですが、どのような方を募集していますか？

「当社で働いてみたい」という想いを持つ方で、デザインに興味を持っていて、スキル面ではIllustratorやPhotoshopなどを扱えて、Webの知識がある方に来ていただけたら嬉しいです。コミュニケーションを取れる機会を多くとりたいので、事務所のあるaretに来て作業できる方がいいですね。

なるほど！理想の人物像などはありますか？

「地域をより良くしたい」という想いを持つ人と一緒に成果物を作っていくので、そこに共感してもらえるかということが重要かなと思います。
それと、当社は他のWeb制作会社さんやデザイン会社さんと違って、チラシやWebを作るだけではなく業務が多岐にわたるので、マルチに色々なものに興味を持って取り組める人ということも重要だと思いますね。

今回の求人では採用の前にお試しインターンシップがありますが、なぜこのような形をとったのでしょうか？

お互いフィーリングが合うかどうかを見る期間が欲しかったからです。

一緒に働く中で他のスタッフともコミュニケーションをとりながら当社について知ってもらい、その中で「ここで働きたい」と思ってもらえて、私たちも「一緒に働きたい」と思えることが一番良い形かなと思っています。

「働いてみたいと思っているけど、馴染めるか分からないし、スキルが役に立つかも分からない」というように、不安でエントリーできない人がもしかしたらいるかもしれない。
そう考えたときにインターンとして一緒に仕事をしてみることで、本当の意味で合っているのかどうかをお互い見極めることができるんじゃないかなと思っています。

お客様によってWebサイトやチラシ、動画と作るものが変わるので、明確な業務分担やルーティンワークがないんですよね。だからお客様の想いをお聞きして、「素敵だな」と共感して、その想いをどうしたら形にできるのかをいろいろと試行錯誤できるかどうかが一番大切ですね。