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学生の声

音楽を通して、“愛する”ということ。ー宇都宮大学/大沢 竜勝さん

学生の声

プロフィール

大沢 竜勝(おおさわ りゅうしょう
埼玉県 さいたま市 出身
宇都宮大学 国際学部 国際学科 3年生
ジャズ研究会b5』 部長

ーいまの活動

ジャズの演奏と、ジャズを広める活動

『ジャズ研究会b5』にて、栃木県内の若い世代を中心にジャズの演奏と普及活動を行っています。私は部長を務めており、演奏練習の企画や外部の方々との交流を深めることを担っています。

『ジャズ研究会b5』の具体的な活動は、週二回の練習会や依頼演奏などです。先日は外部のイベントにて演奏を行いました。また、現在はまだ実現できていないのですが、今後団体としての企画ライブにも挑戦する予定です。

『ジャズ研究会b5』設立のきっかけ

私は以前大学のビッグバンドサークルに所属していたのですが、そこで行われる演奏は自分のやりたいジャズの形とは違ったことが一番大きなきっかけです。『ビッグバンド』とは、吹奏楽のように大人数の編成で演奏をする形態です。対して自分がやりたかったジャズの形は『コンボ』と呼ばれる形態です。『コンボ』は少人数で編成され、譜面の外で自由な表現をすることの多い演奏形態です。もちろん『ビッグバンド』での演奏も楽しかったのですが、もっと自由に、そして楽しいと感じる『コンボ』での演奏に魅力を感じていました。

そんな中、栃木県内のジャズバーで演奏を何度かさせていただく機会がありました。この演奏は若手を育成することを目的として行われたもので、これを機に同年代のジャズを演奏する人たちに出会いました。それから同年代の人たちとジャズについて話すことが増えていく中で、「もし団体を設立することができれば、この人たちと一緒にもっと沢山の場所で演奏でき、演奏する喜びや感動を共有できるのではないか」と考えました。

このような経緯のもと、同じ想いを抱いていたビッグバンドサークルの先輩とともに『ジャズ研究会b5』を立ち上げ、活動を始めることにしました。

演奏打ち合わせの様子

ー大切にしている価値観

人を愛すること

自分が心から尊敬している先輩が薦めてくれた『愛するということ』という本があります。この本には「愛するということは何か」について書かれており、まさにその先輩の生き方を説明してくれています。

大沢さんの愛読書

先輩と出会って、私の人生は本当に変わりました。感情や考え、そして歌を人々にまっすぐに伝える彼にとっての『愛すること』とは、自分が持つ様々なものを人に与えることだと私は考えています。この先輩の『愛する』対象には、自分自身も含まれています。そんな風に、本当の意味で誰に対しても愛することができるからこそ、人に影響を与えられる人間になれるんだと感じることが多々ありました。この経験を通して、自分が与えられた先輩からの『愛』を、今度は自分から与えられる人になりたいです

ー今後の目標

音楽を通して多くの人と想いを共有すること

私が「生きている」と感じる時は、人と各々の想いや感情を交換する瞬間です。そして何より、人がつくり出した音楽が、私に生きることの意味をはじめ、本当に多くのことを教えてくれました。このような経験から、かつて先輩が私にしてくれたように、周りの人も巻き込み、私ができる最大限の表現で音楽を通してより多くの人に想いを共有したいと思っています。

大沢さん愛用のギター。彼の今後の活躍に目が離せない