ぶどう農家(星の見える丘農園)で冬の農作業に挑戦してみた!
目次
みなさん、こんにちは!ライターの阿部です!🌱☼
突然ですが、みなさんは農家の裏側に興味はありませんか?
多くの人は『農作業』と聞くと、果物や野菜が旬を迎えて『収穫する様子』をすぐに思い描くのではないかと思います。しかし、その怒涛の収穫シーズンを終えた農家では、一体どんな作業が行われているのかご存知の方は少ないのでは?
そこで!
今回は、あしかもメディア編集部の仲間たちを率いて、農家の裏側に迫るべく栃木県那珂川町にあるぶどう農家で農作業に挑戦してきました!🍇✨
寒さの厳しい冬のぶどう畑には、一体どんな景色が広がっているのでしょうか…。
午前8:30、ぶどう畑(星の見える丘農園)に到着!
今回伺ったのは、以前グリーンツーリズムの記事でもご紹介した『星の見える丘農園』。
ご夫婦で切り盛りされているこの農園では、夏に多くの種類のブドウ狩り体験ができるだけでなく、冬にはリース作りのイベントが開催されたり、季節問わず新鮮野菜がいつでも食べれるなど1年を通して楽しむことができます。
ちなみに、『星の見える丘農園』と名付けたのは先代から農園を受け継いだ際に、友人から農園で観る満天の星空を褒められて名前に起用したそう。
丘の上にある農園からの景色は、青く澄み渡った大空と田園を見ることができ絶景ですよ。
午前9:00、役目を終えた『枝拾い』
ぶどうが成る夏には一面緑の天井が広がっていますが、冬はまた違った風景が!
最初のお手伝いは『枝拾い』。
寒さの厳しい1~2月には、枝のせん定作業を行います。
農園長の星さん曰く、1本の枝に栄養を集中して送るために、よい枝を見極めて残す作業が必要なんだそう。不要な枝は取り、回収していきます。
今回は星さんが事前に枝を選別して切ってくださったので、ひたすら回収に徹しました。
集めた木の枝たちは、農園の外へ。
ブルーシートがあると運ぶのにまた便利で…これも長年やっている農家さんの知恵ですね。
これ、集めると結構重たいんです…!
『ぶどう』と聞くと、私たちの目線の高さにあり、農作業も比較的しやすいのでは?なんて思っていましたが、腰をかがめて農作業をすることもあるのですね。これには驚きでした!
午前10:00、思わず熱中しちゃう。
仕上げの『樹の皮剥ぎ』
次に待っている作業は、『樹の皮剥ぎ』。
幹を傷つけないよう、樹の表面を丁寧に剥いでいきます。
実はこれ、何のためかというと…、皮を剥いで病害虫の被害を防いでいるんです。
なんでも、冬場は寒さをしのぐために、病害虫が皮の中に潜んでしまうんだそう🐛🌳
見てください!このビフォーアフターを!
「これは剥ぎがいがある…!」
ぶどうの樹は年月を追うごとに成熟し、太くなり、何層にも表面の皮ができます。古い皮は乾燥し、ささくれのようにめくれあがっていきます。その古い皮の部分を剥いでくので、ぶどうの樹にとっては良いことなのです。
農作業をお手伝いすることで、こうした植物の豆知識も知ることができるのも楽しいですね!✨
お昼をはさみ、再び皮剥ぎに没頭。
仲間たちといかに綺麗に剥ぐことができるか追い求めていたら、あっという間に時間が過ぎて、終わりの時間に迫っていました。
午後15:00、農作業の後は
ほっと一息の『恋するぶどうジュース』
農作業の後は休憩に、星の見える丘農園で作っているぶどうジュース「恋するぶどうジュース」を頂きました。
口当たりはさっぱりだけれど、ぶどう独特の苦みや少なく濃厚で甘い味わい🍷✨
なぜ『恋するぶどうジュース』というと、ここの農園では、♡(ハート)の形をしたぶどうの実が成ることがあり、そんな可愛らしい実たちを使って作ったジュースなだから。
「♡型?!可愛すぎる…!」
「そして、美味しすぎる…!」
市場には出回らない実ですが、ぶどう狩りの際はこの♡(ハート)の実に出会えることもあるのだとか。
なんだか、見つけたらロマンチックでいいことがありそうですね🎵
『恋するぶどうジュース』は、『星の見える丘農園』や『道の駅ばとう 農産物直売所』などで販売しているのでみなさんもぜひご賞味くださいね。
余談ですが、あまりの美味しさに農作業に参加した全員が買って帰りました(笑)
農作業のお手伝いを通して感じたこと
普段パソコンに向かうことがが多い中で、集中して農作業を行った後には、不思議と頭がスッキリしていました!✨
お手伝いを通じて、美味しいぶどうを作る裏側には、寒い冬の間も手間暇かけて手入れをし、常に植物たちと向き合っている農家さんの熱心な姿があることを改めて感じました。
わたしがお手伝いしたのはほんの一部。
ですが、農作業というのは予想以上に手作業が多く、1つ1つの作業は作物の成長に直接関わる仕事だということを学びました。
この後、自分たちが手入れをした樹や畑はどうなるのだろうと楽しみな気持ちにも。短時間でしたがいつの間にか愛着が湧いていました♡
何より嬉しかったのは、農家のお話をたくさん聞けたこと。
作業すればするほど興味が湧いてくる、ぶどうや農業への想い。
こうして若者が農業のお手伝いをして、農家の魅力や裏側を知ることで『食』について、『農業』について考えるきっかけが増えるのも素敵だな、なんて思いました。
また夏になったらぶどう畑に来たいな…
この記事を書いている今でもぶどう畑が恋しいです。
ぜひみなさんも農園へ遊びに行った際は、農家の生の声を聞いてみてください!🍇✨そこに新しい世界が広がっているかも!
会社情報
星の見える丘農園
〒324-0512
栃木県那須郡那珂川町谷田846-3
0287-96-3283
HP・SNS情報
公式HP:https://www.hoshinomieruoka.com/
Facebook:https://www.facebook.com/hoshiokanouen/