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学生の声
おやま~るでインタビューに答える須山さん

言葉で人に感動を。私はアナウンサーになりたい。ー白鴎大学/須山優菜さん

学生の声

白鴎大学の須山さんは、中学生からアナウンサーになりたいという夢を持っていました。でも実は、須山さんの活動が加速したのは大学に入ってから。彼女がこれまで動き出せなかった理由とはー。夢を持つ若者の逆境と、未来への展望について語ってもらいました。

プロフィール

須山優菜(すやまゆうな)
白鴎大学 教育学部 発達科学科 4年

地域の良さを伝えるアナウンサーを目指し、これまで宇都宮市親善大使や宇都宮花火大会イメージガールなどを務めてきた。大学では地域開発ゼミに所属し、地域の行事を企画・運営している。また、小山市市民活動センターにてボランティアコーディネーターとして、ボランティアをしたい人と、受け入れたい団体とのマッチングをサポートしている。

アナウンサーになりたい

アナウンサーになろうと思ったきっかけは少年の主張全国大会に出場したことでした。医者になりたいと考えており医療に興味のあった私は、一人暮らしのお年寄りが孤独死してしまう問題について、お年寄りの名簿を作り通院制度を整えたら解決できるのでは、という提案を行いました。中学生の私の意見なんか聞いてくれないだろうと思っていたんですけど、市役所の人が私の提案を実現しようと動いてくれました。中学生の私の言葉でも動いてくれるんだと、すごく嬉しくて。自分の言葉で誰かに影響を与えて、動かすということに感動してアナウンサーになりたいと思いました。

おやま~るで語る白鴎大学の須山優菜さん
おやま~るで語る須山優菜さん=2020年7月、栃木県小山市、森谷真依撮影

自分の夢を伝えられなかった後悔

アナウンサーという目標を持つ以前は医者になりたいと考えていました。青年の主張でも自らが考える高齢者に寄り添う通院制度を発表しました。医者になる自分をイメージしていたはずが、発表をすることを通し私の心は医者を目指すことよりもアナウンサーを目指すことに傾いていました。

ただアナウンサーを本格的に目指すことを決意できず、高校進学時には志望校を変えずに、進学校に入学しました。私はそこで自分の夢を周りに言うことができなかったんです。

アナウンサーになるためには勉強も大事だとは思いますが、アナウンサースクールに通うなど勉強以外の活動も大切です。一方で、高校は勉強第一という雰囲気で、周りの友達も勉強のことしか考えていなかったように思えます。「アナウンサーになりたいという思いを伝えたら、どうせなれないと馬鹿にされるかもしれない、どうせ言ってもしょうがない」と思い、高校三年間やりたいことを言えませんでした。

周囲の勉強への意識と、自分のアナウンサーになりたい思いのギャップが辛く、勉強にも身が入りませんでした。当然成績も落ちましたが、周りは良い大学に行く生徒を応援するばかりで、自分が周囲から応援されていると思うことができませんでした。進路相談で心無い言葉をかけられたこともあります。そのような環境がより自分の思いを伝えにくくしていました。

本当は良い大学に行くことではなく、何をやりたいかということが大事なはずなのに、浪人してでも良い大学に行けという方針を高校は取っていました。学力よりも、本当にやりたいことを優先するような教育だったらよかったと思います。今でも後悔します。高校生の時にアナウンサーになりたいことを表明できたら、違う今があったのかもしれません。高校三年間を無駄にしてしまったという気持ちがあります。

白鴎大学に入って

結局、家族にアナウンサーになりたいということを伝えることができたのは大学受験のタイミングでした。県内の私立大学に進みましたが、「こんな環境から抜け出したい」と本気で考えていた時期もありました。しかし、今では大学のことが本当に好きです。

白鴎大学は私のアナウンサーになりたいという気持ちを応援してくれて、イベントの司会などに登用していただきました。夢を応援してくれた大学という存在がとてもありがたかったです。多くの人に支えられ、宇都宮花火大会のイメージガールや、宇都宮市親善大使など栃木をPRする仕事にも挑戦することができました。

おやま~るで語る白鴎大学の須山優菜さん
おやま~るで語る須山優菜さん

ローカルの魅力を自ら見つけて伝えていく

アナウンサーとして受け身で話すのではなく、自身でローカルの魅力を見つけて、伝えていけるような人になりたいです。
たとえば、昔からの助け合いの意識や思いやりの心を語り継げたらと思います。私の地元では、ご遺体を生前の家に置いておいて、みんながお線香をあげに訪れます。すごく暖かくて素敵な風習です。思いやりの意識の欠如は、人とのつながりの薄さに直結していると思います。今は会社で関わる人としか関わらないで、それ以外はシャットアウトですよね。一方でお年寄りの方たちは、近所でのあいさつが当たり前な印象です。そのようなお年寄りたちは地域の中で助け合いながら生活している様子を見てきました。助け合いや思いやりの心を伝えることで困ったときには助け合えるような社会となったら素敵だと思います

これから白鴎大学の職員として

これから白鴎大学の職員として働くことが決まっています。私のサークルの先生が今年定年退職になるので、サークルをこれから支えていけたらと考えています。また、白鴎大学はアナウンサーになりたいという思いを応援してくれていました。今度は自分が職員として夢を持った学生を応援していきたいです