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学生の声

言葉で人に感動を届けられるアナウンサーに。ー白鴎大学/須山 優菜さん

学生の声

大学4年生の須山さんは、中学生の頃からアナウンサーになりたいという夢を持っていました。しかし実は、須山さんの活動が加速したのは大学に入ってから。彼女がこれまで動き出せなかった理由とはー。夢を持つ若者の逆境と、未来への展望について語ってもらいました。

プロフィール

須山 優菜(すやま ゆうな)
白鴎大学 教育学部 発達科学科 4年生

地域の良さを伝えるアナウンサーを目指し、宇都宮市親善大使や宇都宮花火大会イメージガールなどを務めてきた。大学では地域開発ゼミに所属し、地域の行事を企画・運営。また、小山市市民活動センターにてボランティアコーディネーターとして、ボランティアをしたい人と受け入れたい団体とのマッチングをサポートするなど、地域に寄り添った多岐にわたる活動を行っている。

言葉で人に影響を与えられる「アナウンサー」になりたい

アナウンサーになろうと思ったきっかけは少年の主張全国大会に出場したことでした。医者になりたいと考えており医療に興味のあった私は、一人暮らしのお年寄りが孤独死してしまう問題について、「お年寄りの名簿を作り通院制度を整えたら解決できるのでは?」という提案を行いました。中学生の私の意見なんか聞いてくれないだろうと思っていたんですけど、市役所の人が私の提案を実現しようと動いてくれました。中学生の私の言葉でも動いてくれるんだ、とすごく嬉しくて。自分の言葉で誰かに影響を与え、動かすということに感動してアナウンサーになりたいと思いました。

夢を誰にも伝えられなかった後悔

アナウンサーという目標を持つ以前は医者になりたいと考えていました。青年の主張でも自らが考える高齢者に寄り添う通院制度を発表しました。医者になる自分をイメージしていたはずが、発表をすることを通し私の心は医者を目指すことよりもアナウンサーを目指すことに傾いていました。

ただ、アナウンサーを本格的に目指すということに踏み切れず、高校進学時には志望校を変えずに、進学校に入学しました。私はそこで自分の夢を周りに言うことができなかったんです。

アナウンサーになるためには勉強も大事だとは思いますが、アナウンサースクールに通うなど勉強以外の活動も大切です。一方で、高校は勉強第一という雰囲気で、周りの友達も勉強のことしか考えていなかったように思えます。「アナウンサーになりたいという想いを伝えたら、どうせなれないと馬鹿にされるかもしれない」という気持ちがあり、高校三年間、自分の本当の想いを誰にも伝えられませんでした。

周囲の勉強への意欲と自分のアナウンサーになりたい想いのギャップが辛く、勉強にも身が入りませんでした。当然成績も落ちましたが、周りは良い大学に行く生徒を応援するばかりで、自分が周囲から応援されていると思うことができませんでした。進路相談で心無い言葉をかけられたこともあります。そのような環境が、より自分の想いを吐き出させづらくしていました。

本当は良い大学に行くことではなく、「何をやりたいか」ということが大切なはずなのに、浪人してでも良い大学に行けという方針を高校は取っていました。学力よりも、その人が本当にやりたいことを優先するような教育だったら良かったと思います。今でも後悔します。高校生の時にアナウンサーになりたいことを表明できたら、違う今があったのかもしれません。高校三年間を無駄にしてしまったという気持ちがあります。

夢を応援してくれた「白鴎大学」という存在

結局、家族にアナウンサーになりたいということを伝えることができたのは大学受験のタイミングでした。県内の私立大学に進みましたが、「こんな環境から抜け出したい」と本気で考えていた時期もありました。でも、今では大学のことが本当に大好きです。

白鴎大学は、私のアナウンサーになりたいという気持ちを応援してくれて、イベントの司会などにも登用していただきました。夢を応援してくれた白鴎大学という存在がとてもありがたかったです。多くの人に支えられ、宇都宮花火大会のイメージガールや宇都宮市親善大使など、栃木をPRする様々な仕事にも挑戦することができました。

ローカルの魅力を広く伝え、誰もが「助け合いの心」を持てる社会に

アナウンサーとして受け身で話すのではなく、自身でローカルの魅力を見つけ、伝えていけるような人になりたいです。たとえば、昔からの助け合いの意識や思いやりの心を語り継げたらと思います。私の地元では、ご遺体を生前の家に置いておいて、みんながお線香をあげに訪れます。すごく暖かくて素敵な風習です。思いやりの意識の欠如は、人とのつながりの薄さに直結していると思います。今は会社で関わる人としか関わらないで、それ以外はシャットアウトですよね。一方でお年寄りの方たちは、近所での挨拶は当たり前です。そのようなお年寄りの方たちの、地域の中で助け合いながら生活している姿をたくさん目にしてきました。助け合いや思いやりの心を伝えることで、困ったときには互いに助け合えるような社会になったら素敵だな、と思います。

今度は自分が、学生の夢を応援できる教員に

今後は、白鴎大学の職員として働くことが決まっています。私のサークルの先生が今年定年退職になるので、サークルをこれから支えていけたらと考えています。また、白鴎大学はアナウンサーになりたいという想いを応援してくれていました。今度は自分が職員として夢を持った学生を応援していきたいです