1. HOME
  2. 学生の声
  3. 大好きなソフトボールを、楽しみ続けていたい。—帝京大学/武田 奈々子さん
学生の声

大好きなソフトボールを、楽しみ続けていたい。—帝京大学/武田 奈々子さん

学生の声

プロフィール

武田 奈々子(たけだ ななこ)
福島県 本宮市出身
帝京大学 経済学部 地域経済学科 3年
ソフトボールクラブスマイル福島所属

—いまの活動

大好きなソフトボールを続けていきたい

野球好きな家族の影響で小学生の頃から野球をしており、高校生になってからはソフトボールを始めました。現在は福島県のソフトボールクラブスマイル福島に所属し、大学生活と両立しながら趣味として楽しんでいます。チームでは、外野のレフトを守っています。今年は全国大会に出ることができました。

大学に進学してもソフトボールを続けているのは、過去に怪我をした経験から「大好きなソフトボールを楽しめる時に思いきり楽しみたい」という想いが生まれたからです

高校2年生の夏、試合中にホームベースへスライディングをすると足に力が入らず動けなくなってしまいました。試合後、病院に行くと小児リウマチと診断され、左膝・左足首・右手首に水が溜まっていると言われたんです。日常生活に支障はなかったのですが、医師から「リウマチの数値が下がるまでソフトボールの練習は控えるように」と指示を受け、練習に参加できなくなりました。ちょうどその頃、当時3年生だった先輩の引退が控えており、「2年生の私たちが頑張ろう!」と意気込んでいた時期だったので、すごく歯痒い気持ちになったことを覚えています。「ソフトボールをやりたいのに動いてはいけない」。そのことがすごく悔しかったです。

しかし、家族をはじめとした周囲の人は「辞めた方がいいんじゃないか」とは言わずに応援し続けてくれました。その後、リハビリを続けていくうちに練習ができるまで回復し、試合に出ることもできました。

高校卒業後も「まだソフトボールを続けていたい」という想いが強くなり、姉が所属していたソフトボールクラブの『スマイル福島』に入りました。和気藹々としたチームで、ソフトボールを楽しみながら続けられています。

ー大切にしている価値観

一度取り組んだことは投げ出さずに最後までやり抜く

私は、『一度取り組んだことは投げ出さずに最後までやり抜く』という価値観を大切にしています。自分でやると決めて取り組んだことは、後から役に立つはずだと感じているからです。

また、ソフトボールをする際には声掛けを大切にしています。きっかけは高校1年生の頃、ソフトボール部のコーチに「声を出していても存在感がない」と言われたことでした。すごく大きな声を出していたつもりだったので、その時はショックを受けました。でも「それなら一番声を出してやる」と負けず嫌いな性格が出て、声を出すことをすごく意識するようになりました。それを続けていたら、高校3年生の頃、守備の練習をしている時にコーチが「奈々子(武田さん)の声しか聞こえてこないなあ」と言っていて、努力が報われたような気持ちになりました。それからはずっと声を出すことを大事にしています。特に試合中は後半になると疲労が溜まって声が出ないこともあります。でも選手はプレッシャーと戦っていることもあるので、誰も声を出していなくても私だけは声を出そうと決めています

何かをすると決めても、取り組んでいる時はすごく辛くて投げ出したくなることもあります。でもその辛さを乗り越えた時に、無駄になることはひとつもないと感じています。

ー今後の歩み

街にいる人々の力になりたい

将来の夢は、地元の市役所の職員になることです!中学生の頃に市役所を訪れた時、職員さんが笑顔で接してくださいました。その姿を見て、「私もこんな大人になりたい」と憧れを抱きました。「一度取り組んだことは投げ出さずに最後までやり抜く」という強みを大切にしながら、何事にも挑戦し、街の人の力になれる存在となっていきたいです。