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学生の声

誰かの「やりたい」を実現するサポーターとして生きる。ー宇都宮大学/寺澤 基輝さん

学生の声

今回インタビューを行った寺澤さんは、建築を学ぶ大学4年生。高校生の頃から建築について学んでおり、国内外の先進事例の収集や、複数の建築プロジェクトの参加など積極的に活動している。そんな自身の経験を還元して誰かのやりたいことをサポートしている様子を伺った。

プロフィール

寺澤 基輝(てらさわ もとき)
宇都宮大学 地域デザイン科学部 建築都市デザイン学科 4年生

高校時代から建築について学び、大学進学を機に宇都宮に移住。建築の意匠設計について学んでおり、研究室では地域内のエネルギーや環境配慮型建築に関する研究を行っている。宇都宮を拠点とした、建築・デザインプロジェクトを手掛ける学生団体『UUAD』の代表として現在活動中。

「誰かのやりたいこと」を形にできる人になりたい

福岡生まれ、東京育ちで、幼いころから都会で過ごしていました。今の自分があるのは、それらの場所で生まれ育ったから。特に小学生から高校生までは、先生たちに恵まれたことに感謝しています。高校生の頃は21時頃まで興味のある分野について親身に教えてくれた先生もいました。そのような素敵な先生たちと関わるうちに、「人に教える」「共に高めあう」ということに興味を持ち始めました。大学教授だった祖父の影響もあり、高校生のころから「大学という学びの場所で働きたい」という想いもありました。自分自身の関心のあるテーマも深めつつ、多くの人と共に学びあう環境に惹かれていたからです。

昔は大学教授になりたいという想いもありましたが、現在は就きたい職業にこだわっているわけではありません。でも、過去に自分が出会った先生方のように、「誰かのやりたいこと」を形にできる環境を作っていける人になりたいと思っています。

学生団体『UUAD』の代表としてできること

現在、学生のやりたいこと実現のサポートの一つとして、学生団体『UUAD』があります。UUADは宇都宮を拠点とした、建築・デザインプロジェクトを手掛ける学生団体で、そこで代表として活動しています。これまで個人間で共有されていた経験や、人とのつながりなどを団体で共有できる仕組みを整備しています。

活動の中で、チームのメンバー全員がしっかりと自分自身の経験としてアピールできる環境づくりを目指しています。もちろん企画書作成や人とのつながりなどでサポートはしていきますが、あくまでメンバーのそれぞれが主体的に動き、チーム内外で学びあう環境をつくることにしています。また、そこでは「わたしが担当したプロジェクト」ということがしっかりとアピールできる環境づくりをするということを意識しています。

コロナ時期だからこそ情報に触れる

コロナの時期で自宅で過ごす時間が増えたことで、多くの海外事例を探すことができました。県内で活動しているとつい県内ばかりに目が向きがちですが、外へと目を向け続け、最新の情報を手に入れることの重要性を再認識しています。特に海外大学のホームページ・Facebookページは非常に参考になります。学生の地域でのアクティビティが数多く取り上げられていますし、活動の見せ方も非常に参考になります。一方で、足を運び実物を見に行く機会は減少しています。実際に行って感じることも多いと思うので、感染対策をしながらの現地視察は積極的に行っていきたいです。

様々な情報に触れることが、自分のやりたいことのヒントになるかもしれません。そのため、色々な人が情報に触れられるよう、働きかけています。

交流の中から生まれるものを大切に

自分は、触れた事のない場所に飛び込み、新たな交流を生み出すことが得意だと感じています。これまで自分が飛び込んだことで始まったプロジェクトもいくつかあります。それ自体も有意義な経験になりましたが、それ以上に出会った人と誰かを繋げ、価値を生み出すことに面白さや意義を感じています。自分が繋がった面白い人と学生を繋ぐことが、学生のやりたいことのサポートにつながると信じています。今後も、新たな場所での新たな人との交流を意識的に増やしていきたいです。