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学生の声

曇り空の中でも、自分を成長させていく。ー東京農業大学/野辺 翼さん

学生の声

今回インタビューを受けてくれたのは野辺翼さん。高校入学時は勉強が嫌いでした。しかし、友人と競って勉強をすることが楽しくなり、大学進学を目指し受験。今年から晴れて大学生になりました。大学のリモート授業での「哲学」に関する授業をきっかけに物事を深く考えるようになった、そんな翼さんのこれからを伺いました。

プロフィール

野辺 翼(のべ つばさ)
東京農業大学 国際食料情報学部 国際バイオビジネス学科 1年生

実家は梨農家で高校は農業科卒。地元宇都宮だけの世界ではつまらないと思い東京農業大学への進学を決めた。

将来のために、様々な事柄に挑戦し続け「オリジナル」のスキルを磨く

 大学に進学してから哲学についての講義を受けたことをきっかけに将来や物事を深く考えるようになりました。これから自分は何がしたいのだろうと考えた時に、「これがしたい」と思った事柄に挑戦し続けたいと思いました。挑戦し続けるためにはやりたいことに見合ったスキルが絶対に必要だと思います。僕が今、身につけたいと思うスキルだけでも、技術的な農家としてのスキルだったり、対人系だったり、一つの分野では収まりません。分野はバラバラですが、興味のあるものからスキルを磨いていきたいと思っています。そうすれば、身につけたものの掛け合わせでオリジナルのスキルができるんじゃないかと思うんです。

 ちょっと余談ですが、今回、「将来の夢は何ですか」と聞かれて、「将来っていつだろう?」と考えてしまいました。将来って漠然としすぎていると思うんです。極端な話、小学生の時に描いていた夢って18歳で叶えることができるのも普通にたくさんあるなと思います。でも、もう自分は19歳です。幼い頃に抱いていた夢を、もう既に叶えていてもおかしくない歳になっています。極論、今が将来なのかもしれないです。でも、将来は短期的で瞬間的なものではないと考え、これから起こることすべてが将来なのではないかという結論に至りました。今回は具体的な「夢」ではなく、これから起こること全部に向けた「夢」についてお話ししてみます。

インタビューを受ける野辺さん

自分自身の「変化」を恐れない

 今の時代は「情報」がすべての事柄に関わってくる時代だと思います。関わってくる情報を鵜呑みにするのではなく、自分なりに情報を汲み取り、解釈し、その情報に合わせて自身も常に変化し続けていきたいです。そうすれば他人にも迷惑がかからないし、むしろ他人により良い影響を与えることができるのではないかと思います。

変化していきたいと思った理由は、自分が変化してきた感覚を知っているからです。高校に入学してから勉強するように変わったことや大学に入学してからの変化したこともそうです。実は大学に入学した後、リモート授業が続いて引きこもりすぎて精神的に病んでしまいました。そんな時、偶然哲学の授業を受講したことで、今まで意識してこなかった沢山の事象について考えるようになり、知識を求めるようになり、ぱっと世界が広がり、以前の自分よりも遥かに成長したと感じています。今の自分に至るまでの急成長は、これから誰かのためにもなると思っています。

変化していく中で間違った方向に進んでしまうこともあると思います。でも間違った方向に進んでいたとしても、きっと先には進んでいて、たまたまその道が間違っていただけだと思います。間違うことを恐れずに、これからもさらに変化し続けたいと思っています。

誰かに貢献することで得られる「輝き」を持って

 私はずっと輝き続けたいです。「輝く」とは、「誰かに貢献すること」だと捉えています。鏡を使わないと自分の顔が見えないように、自分が輝いていることには自分では気づくことが出来ず、他者からしか見えないのだと思います。だからこそ、他者から輝いていると思われる時は、常に自分が誰かに対して本気で貢献しようと思っている時だと思うんです。加えて、誰かに貢献することで自分も幸せになれると思います。誰かに貢献するということは、直接誰かの幸せになることだけではなく、自分も幸福を感じることに加えていい気持ちになれるという研究結果があげられています。「ヘルパーズハイ」と言うらしいんですが、シンプルですよね。ヘルパーズハイはビジネスをする上での信念にも当てはまりそうだなと思います。将来は、野菜や商品・サービスを売って社会に貢献し、自分も幸せを感じて、相手もその貢献を受け取り幸せになれるようなビジネスをしていきたいです。

貢献が広がっていくことで社会も良くなる。そう信じ続けて、輝き続けていきます。